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ふるさと伝習

2025.11.12 ふるさと伝習

 11月12日(水) 利尻町立博物館 学芸員 佐藤 雅彦様をお招きし、「島が与えてくれたもの」を演題に講演会を行いました。

 佐藤様が利尻島で学芸員として働くことになったきっかけから、本校生徒に今後の生活で大事にしてほしいことなど様々な内容で講演をいただきました。学芸員として勤めていく中で、利尻島でしか確認されたことのないハエの仲間を探すために来島されたドイツの研究者との出会いや、交通事故で死亡したキタクビワコウモリをきっかけに日本におけるコウモリ研究の第一人者でおられる前田 喜四雄先生との出会いなど、利尻島が様々な人との出会いをもたらし、人生を豊かにしてくれたことを述べてくださいました。また、湯川 秀樹博士の書「君子学則愛人」が仙法志中学校に掲示されていた経緯について講演してくださり、かつて仙法志中学校の設立に尽力した井田 定勝仙法志村村長が「自己の生活に科学性を持ってほしい」という思いから湯川氏へ直談判しに東京まで伺ったことについて教えていただきました。この言葉は現代社会において、非常に重要であるとともに考えさせられる内容であったと感じました。

【生徒の感想】

・他者のために行動する姿は理想にするべき働き方だと考えました。

・やはり都会がいいなとあこがれる瞬間がありましたが、話を聞いて利尻での出会いや発見を知って、利尻の魅力を感じました。

・色々な経験をするために利尻以外の場所にもたくさん行きたいと思った。出会いは人生を大きく変えてくれるので、様々なことにチャレンジしていきたいと思った。

・多くのことに感謝することが大切であると学びました。

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